とある相談者との雑談🐻
相談者
私は結婚できるでしょうか?😢
中川龍
え、大抵の方はできると思いますよ笑
逆に、どうして「自分はできない」と思うのですか?
相談者
うーん。
なんとなく不安なんですよね😢
中川龍
なんでもいいので、パッと思いつく理由をあげてみてください😊
もしあなたが結婚できないとすれば、それはどんな理由からですか?
相談者
うーん。
例えば、私は「ボーイッシュなファッションが好きな性格」です。
スカートよりジーパンのほうが好きですし、髪型もロングより男の子くらいのベリーショートが好きです。
でもほとんどの男性は、もっと女性らしい女性のほうが好きですよね。
ってことは、「私のことを愛してくれる男性なんて、永遠に現れないんじゃないかなぁ」って思いました。
中川龍
ん?
そう思うなら、「女性っぽいファッション」をすればいいんじゃないですか?
相談者
いやぁぁぁぁぁぁ、それは無理無理無理ですー。
私はさっぱりした性格ですし、男に媚びてる女性は好きじゃないです。
なにより私は先程も言いましたが「ボーイッシュなファッションが好き」なんです。
これは絶対に譲れないです。
中川龍
なるほどね!
うーん。
すこし、僕の昔話をしていいですか?
相談者
はい😳
どうぞお願いします?
中川龍
昔の僕は、「ヒップホップ系のダボダボしたファションが好き」だと思っていました。
しかし、そういうダボダボしたファッションはあまり女性受けがよくありませんでした。
人それぞれ好みもありますし一概には言えませんが、やはり一般的には「ゴテゴテしているよりはシンプルで清潔感のあるファッション」「ダボダボよりはタイトで細身なファッション」のほうが、受けやすいですよね。
だから当時の僕はあまりモテませんでした。
しかしそれでも僕は、「俺はこういうファッションが好きなんだから仕方ない」と考えていました。
それから数年経ちました。
ある時期、ひょんなことから体重が落ちました。
その当時の僕は体重90kgくらいあったのですが、色々あってあまり食べなくなったもので、おかげで60kgまで落ちました。
細い服が着れるようになりました。
すると僕は自然と、細い服を買っていたのです。
そして新しくそういう服が着れるようになった自分にウキウキワクワクして、今までだったら絶対にしなかった「自撮り」をしまくってました。
どういうことかわかりますか?
当時の僕は確かに「俺はヒップホップ系のファッションが好きだ」と思い込んでいたのですが、それはただの言い訳だったのです。
当時のぼくはおデブちゃんだったので、そもそも細い服は着れなかった。
しかし「俺にはこれしか着るものがない」と認めてしまうことは屈辱だった。
だから、「俺はダボダボした服装にこだわりを持っているんだ」と思い込むことで、逃げていたのです。
そうでなければ、痩せた瞬間にあっという間に「これまでのファッション」を捨て、いかにもモテそうな服を着るようになったことへの説明がつきません。
本当の僕は、「ヒップホップ系のファッションへのこだわり」なんて持っていなかったのです。
本当の僕は、普通にモテたかったのです。
本当は細くてタイトな服を着たかったのです。
でもデブちゃんだった。
それなら痩せればいいだけなのに、そんな簡単なことにも気付けないくらい愚か者だった。
かといって、「デブだから細い服を着ることができない」と認めることもできないくらい、心が小さかった。自分のちっぽけなプライドを守ることに必死だった。
だから、「俺はこれにこだわりを持ってるんだ」という思い込みを捏造していたのです。
イソップ童話で「酸っぱいぶどう」という話があります。
ある日、きつねさんが道を歩いていると、おいしそうなぶどうを見つけました。
しかしぶどうはとても高いところにあるため、届きません。
あの手この手で、なんとかしてそのぶどうをとろうとしましたが、結局最後まで届きませんでした。
きつねさんは、「けっ、あんなぶどうは酸っぱいに決まってる。別に食べれなくたって悔しくないやい」という捨てセリフを残してその場をあとにしました。
…というお話です。
こんな風に、「人間は悔しさから逃げるために、現状を肯定するための偽りの物語を作ってしまうこと」があります。
銀河英雄伝説というアニメがあります。
その中で、ヤン・ウェンリーという提督がこんなセリフを残しています。
信念とは、あやまちや愚行を正当化するための化粧であるにすぎない。
化粧が厚いほど、その下の顔は醜い。
こんなふうに、「こだわり」は時に「自分をごまかすための嘘」として悪用されます。
ただ、だからといって全てのこだわりが悪いわけではないんですけどね。
例えば「医龍」という漫画の朝田龍太郎は、人の命を救うことに強いこだわりを持っており、そのため組織内のルールをばんばん破ってしまいます。
でもそういう朝田だからこそ、次第に同じ志を持った仲間達が集まってきます。
良いこだわりと、悪いこだわりを分ける差は何か。
そこらへんを僕なりに色々考えた結果、「そのこだわりが誰の役に立っているか?」だと思いました。
良いこだわりは「他人のため」になっています。
しかし悪いこだわりは、「自分のプライドを守ること」にしか役立ちません。
相談者
な、なるほど、、、
中川龍
…ただ、これは決してあなたの生き方を否定するわけではないので、どうぞ最後まで聞いてください!!!!!!
相談者
わ、わかりました、、、
聞きます!
中川龍
少し話は変わるのですが、実はあらゆる願いを叶える方法は簡単なのです。
それは、「自分のこだわりを捨て、シンプルで合理的なやり方を採用すること」です。
インベスターZという投資マンガがあります。
この中で投資に成功するための考え方として、「自分の考えなんていらない」と断言するシーンがあります。
自分の考えなんていらない
必要なことは型にハマること。
成功はすべて型によってもたらされる。
型が定まっていれば、成長は早い。
成長すれば個性は後から勝手についてくる。
これは投資に関するセリフですが、同じことは人生の全てに通じます。
例えば仕事において。
僕は今の占いの仕事を始めたばかりの頃、まったくお金が稼げませんでした。
なぜ稼げなかったか。
簡単です。
あの頃の僕は「顧客ニーズ」よりも「自分のこだわり」ばっかり優先していたのです。
「顔写真を出したほうが顧客に安心感を与えることができる」ということを知識として知っていても、自分の中の「恥ずかしい」とか「こんなの俺らしくない」とか、そういうこだわりのほうを優先していました。
だから信頼を得られなかった。
だからお金が稼げなかったというわけです。
同じことは「モテ」に通じます。
モテる人は、服装や振る舞い等において、「すでに成功している他者の事例」を柔軟に取り入れます。
彼らは「自分らしさ」にこだわるよりも、「相手が何を望んでいるか」に合わせて柔軟に自分を変えることができます。
だから、異性から必要とされる。
だからモテる。
モテない人は、この逆です。
彼らは「相手が何を望んでいるか」よりも、「自分がどうありたいか」にこだわります。
よく自分のデリカシーの無さや外見に対する努力不足を棚にあげて、「おれはこんなに誠実なのにモテない」「女はみんなチャラそうな男にばかり引っかかる」「こんな世の中はおかしい!間違っている!」とやさぐれている男性がいます。
これはまさに柔軟性が欠如している状態です。
すでにチャラそうな男がモテているなら、自分もそれを取り入れればいいだけなのに、そのことが発想にも浮かんでいない。
なんなら「自分は誠実だからそういう振る舞いはしないんだ」という思想信念で自分を塗り固めようとしています。
このことをわかりやすくまとめてくれている漫画がツイッターでバズってたのでご紹介します!
みつき(故) on Twitter: “ヲタクとか関係なく響いた https://t.co/rQ0Ct3lR5a”
お金にしろ、愛にしろ、モテる人は自分にこだわりません。
ただただ柔軟に、「うまくいく方法」を取り入れていく。それだけです。
モテない人は、自分にこだわります。自分を捨てることができません。
だからお金も稼げないし、愛も得られません。
話を整理します。
最初にも言いましたが、あらゆる願いを叶える万能の法則は、「自分のこだわりを捨て、シンプルで合理的なやり方を採用すること」です。
今のあなたは「自分が結婚できないかもしれない」という不安に怯えています。
だったら「結婚を掴むためにもっともシンプルで合理的な方法」を採用すればいいだけです。
具体的には、「男受けのいい自分になること」です。
べつにそれは、「男に媚びていること」ではないのです。
それはあなたが「自分は男性より下だ」と考えているからそう解釈しているだけです。
もしあなたが心から「自分は男性と対等だ」と考えているのであれば、相手に合わせてあげることは媚びることにはならないのです。
あなたは泣いている幼児をなだめるためになでなでしてあげることを、「なんで私がこんなに媚びなければいけないんだ?」と考えますか?
考えないでしょう。
そういうことです。
さらにいうなら、あなたの目的は「世界中からモテモテな自分になること」ではなく、「たった一人でいい私を愛してくれる誰かに出会いたい」というだけなんですから、そんなのは大した努力をしなくても、そこそこ異性受けの良さそうな自分になれば簡単に実現できるはずです。
しかし今のあなたは、このプランを採用できません。
なぜなら、「私は男に媚びるのは嫌い性格なんだ」という思い込みで自分を塗り固めているからです。
でもそれはきっと本心ではありません。
それはきっと、「酸っぱいぶどう」なだけです。
自分のあやまちや愚行を隠すための化粧です。
…少なくとも、昔の僕はそうでした。
「だからあなたも、その化粧を捨ててみてはどうですか?」と提案しています。
僕はある時からこのことに気付き、もう自分を塗り固めるのはやめました。
すると仕事においても恋愛においても、これまでの自分が受け入れることができなかった「合理的な手法」がスッと取り入れられるようになりました。
柔軟に生きることができるようになりました。
…それ以来、自分が欲しいと思ったものは、たいていなんでも手に入れられるようになり、「人生ってこんなにも楽しかったんだ!」と感じられるようになりましたよ😊
今となっては、「もっと早く気付きたかった」とじゃっかん後悔してるくらいです笑
相談者
……😳😳😳😳
中川龍
あわわわわ!
急に色々詰めこんじゃったので、わかりづらかったらごめんなさい!
あるいは受け入れられないところがあれば、素直におっしゃってくださいね!
納得できるまで、お付き合いしますので!
相談者
いやすみません!
違うんです!
…逆に、すごく納得してしまいました。
私はずっと、自分を塗り固めて生きていたんだなって、そのことをつくづく理解できて、、、、
つい、呆然としてしまいました😳
でも、えっとその、なんていうのかな。
こんな私でも、今からでも頑張れば、うまくできるでしょうか?
中川さんの言いたいことは、理屈としてはわかります。
でもやっぱり、どうしても抵抗感が、、、
今頭の中で「スカートを履いている自分」を想像しましたが、とても恥ずかしいと思っちゃいました。。。
あと周囲の人にも「急にどうしたの?」って言われそうで怖いです、、、
中川龍
最初は恥ずかしいですよね!
僕もそうでした!
でもね、意外と三日もすればなれますよ笑
人間てあんがい適応力があるんです!
また周囲の人の反応に関してですが、それも大丈夫です!!!!
確かに「急にどうしたの?」とは言われます。
でもそのあとに「いいじゃんそれ!めっちゃ綺麗になったね!」ってセリフもついてきます!
その積み重ねで、どんどん自分への自信もついていきますよ!!!!!!!!!
相談者
なるほど!!!!
わかりました!!!!!
頑張ってみます!!!!!
中川龍
おおお!
よかった!!!!!
ぜひぜひ頑張ってみてください!!!!!
ちなみにこのとき、自分一人でやろうとしないことです!
これまでの自分が一度も経験のないことをしようとしているのですから、最初は何がよくて何が悪いかなんて判断できないはずです!!!!
というわけで、「ザ・女子力の高そうな友達」を探して、アドバイスをもらってみてください!
今まであんまりそういう友達は避けてたかもしれませんが、だったら今から作りましょう!
相談者
わかりました!!
中川龍
がんばってくださいー!
最後に、僕がこのことに気付いてからずっと「自分の根っこ」にしている言葉があるのでご紹介します!
自分に囚われない
凡人は、「自分」が大好きです。
もしくは、「自分」が大嫌いです。
優れた人々は、「自分」は幻想であり、単なる観念であることを知っています。
ゆえに、自分に対して、好き嫌いも感じません。
自分に対するこだわりを捨てることで、判断のスピードも加速します。
「こんな選択、自分らしくない」というくだらない葛藤とは、彼らは無縁なのです。
彼らは同時に、「自分」の境目をあいまいにし、範囲を広げていく努力も怠りません。
会社を経営しているなら、会社もまた、自分の一部です。
それを支えるスタッフ、クライアントも、自分の一部です。
さらにいえば、社会全体、もっといえば、この宇宙だって、自分の一部です。
自分は宇宙であり、宇宙は自分である。
彼らはときに、そんな突飛な肌感覚すら得ることがあります。
ゆえに、「自分」が好きだ嫌いだ、という低次元の話にとらわれることはないのです。
あなたもぜひ、こいつを心に刻んでがんばってみてください😊!!!!
ファイトです!!!!!!!!
おしまい!
読んでくれてどうもありがとう🐻