仕事のヒント

「理解に時間がかかるタイプなので、仕事でうまくやっていけないです…」「そもそもやらなくていいのでは?」

こんにちわ!
渋谷のタロット占い屋、中川龍です。
先日ある相談者さんと、こんなやりとりをしました🐻

理解に時間がかかるタイプなので、仕事でうまくやっていけない…

相談者
最近、仕事でうまくいってなくて、、、

中川龍
ほうほう。
どう、うまくいってないのですか?

相談者
今の職場は今年の4月から入社したばかりなのですが、私はどうも昔から「理解に時間がかかるタイプ」なんですよね。
それで、まわりの同期とか、上司とかに、「もっと早く」と急かされてしまうことが多くて、、、

中川龍
なるへそ!
それで、あなたはどうしたいのですか?

相談者
もっと早く仕事ができるようになるにはどうしたらいいかなーと思うのですが、、、

中川龍
そんなん簡単ですよ!
「どこで遅くなっているのか」を特定し、そこを変えればいいだけです。
自分では「どこで」遅くなっているんだと思いますか?

相談者
うーん、、、
なんていうかこう、周りの人は「Aのようにやってね」と言われたら、そのままやるんですよ。
でも私は「なぜAのようにやる必要性があるのか」とか、そういうことが気になっちゃって、全体像が理解できないと、それをやる意味がわからなくて、それでそういうことを考えたり聞いてしまったりしているうちに時間が経ってしまうというか、、、

中川龍
なるほど!
ではさらに考えてみましょう。
あなたはなぜ、「言われた通りにやるだけ」ではなく、「その背景」まで気にするのですか?
人間って誰でも、意外と「無駄な行動」はしていないものなんです。
だから、もしあなたがそのようにするのであれば、それはあなたの中に「そうしたほうがいいと思える理由」が何かしらあるからのはずです。

相談者
なぜ、、、
そうするのか????
待ってください、考えたこともありませんでした!

中川龍
ではぜひ今から考えてみましょう笑

相談者
うーんうーん
うーん、、、
わからないです、、、

中川龍
なるほど笑
では質問の軸を少し変えてみましょう。
そもそもあなたは、なぜ今の会社を選んだんですか?

相談者
「経験を積みたかったから」
ですかね?

中川龍
くわしく!

相談者
私は大学時代、●●というテーマの研究に興味があって、将来的にはこれの研究関連の仕事に就きたいと思ってるんですね。
でも現場での知識が何もないままで研究だけしてると、知識が偏るかなと思ったんです。
だから、いったん今の会社みたいなところで働いてみて経験を積んで、それで満足いくところまでいったら、あらためて研究関連の仕事に転職しようと思ってるんです。

中川龍
なるほどね😳
でもそれなら話はシンプルじゃないですか。

あなたはそもそも、その会社で「学びたい」から、その会社を選んだんですよね。
するとあなたにとっての最優先目標はあくまでも「いろいろと学んで吸収すること」であり、「その会社の目の前の業務を最大効率でまわすこと」ではないですよね。
だから今のあなたは、「Aのようにやれ」と言われてもすぐにそのままやるのではなく、「なぜAのようにやる必要があるのか」を気にするし、視野に入れるのではないでしょうか?

相談者
おおおおお!!!!!!
言われてみると、、、たしかに!!!

中川龍
だとすれば、今のあなたが、そこまで考えずにただ目の前の与えられた仕事をしているだけの人たちに比べて、ある程度は時間がかかってしまうのは当然のことだと思いませんか?

相談者
たしかに!!!!!!
たしかに!!!!!!!!

中川龍
でしょー!
でもそれだったら、今回の相談は根本的にずれていることになります。

今日、あなたは最初「どうすればもっと仕事が早くなるか」と僕に聞きました。
しかしここまでの話を整理すると、それはそもそもあなた自身が望んでいないことだったことがわかります。
だったら、無理に早くしようとしなくていいんじゃないでしょうか?
いっそのこと、「私は学びにきたんだもん!早くなんかやりたくないもん!」って、はっきりそう思っちゃえばいいじゃないですか!
そう割り切ってしまえば、今後も職場の誰かさんに怒られることはあるかもしれません。
そのときは表面上はとりあえず「すいませんねー!」ってあやまっておきましょう。
でも内心では、「ごめんな、私は学びにきたねん。だからそういうのは私のやりたいことじゃないねん」って思って流しておきましょう。
それで解決ではありませんか?

相談者
おおおおお!!!!!!
な、る、ほ、ど!!!!!
それは発想にありませんでした😳
私、固く考え過ぎていたかもしれません。
仕事だから、もっと早くならなきゃって思い込んでました。
でもそう言われてみると、そうか、そもそも私はそれをするためにこの会社に入ったわけじゃないですもんね、、、
だったら無理に合わせなくていいのか😳!!!!

中川龍
いいともー!!!!!!
何事も、あくまでも「自分の本心」を中心に考えましょう。
それが周囲とあまりに合わないのであれば転職なども視野に入れた方がいいかもしれませんが、今回のお話を聞いていると、怒られているといってもそこまで激しいわけじゃなさそうですし、だったらそこらへんもう少し上手に生きていいじゃないですか。
実際、それくらいのあんばいで、上手に生きてる人なんてこの世界にいくらでもいます。
仕事だからといって、なんでもかんでもみんなに合わせなければいけないわけではない。
自分には自分のやりたいことがあるし、向かいたい方角がある。
それを殺してまで他人に合わせたって仕方がない。

相談者
すごく納得しましたーーーー!!!!!
すごいですね中川さん。
自分でも忘れてた私の本心を、すっと引き出されてしまって、なんだかとっても驚いています😳

中川龍
ふふふふふ
超魔力の使い手なので😈✨笑

ちなみに!
今回のように、
「そもそも最初の自分はAに向かいたかったはずなのに」
「しかし実際に行動しているうちにそのことを忘れて、人の意見などに流されて、気づけばBに向かってしまっていた」
「でもそのことに自分で気づいていなくて、なんかモヤモヤしてた」
みたいなのって、非常によくあることなのでよく覚えておくといいですよ!
これはもう仕事に限らず、恋愛でも、友人関係でも、こういうことは本当によくあります。
僕自身、年に何回もこのパターンに陥っています。
だから、「何かがモヤモヤするときは、きちんと立ち止まり、ゆっくり冷静に考える時間を挟む」というルールを自分に設定することが大事です。
これはもう生きている以上絶対に避けられないことなので、そういうルールを自分に設定することで、定期的に「ふりかえり」を行うようにしてみてください!
すると今回みたいなことはもう二度とおきなくできますよ♪

相談者
わかりました!
ありがとうございます!
なんだかもう、すごくスッキリしました!!!!!!
明日からは、お仕事もう少し上手にやりますね!!!!

中川龍
ふぁいとですー!

まとめ

  • 「仕事の理解が遅いタイプ」という性格は存在しない。どんな人でも「早くする必要性」を感じていれば早く行動するし、そうではないなら早くはならないだけ。
  • つまり、現在の自分が「早くしていない」のであれば、それは自分の中に早くすべきではない理由があるからに過ぎない。
  • ならば、無理に早くしなくていい。そこは上手にやればいい。それくらいの人は世の中にいくらでもいる。
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