幸せのヒント

「神はその人に乗り越えられない試練を与えない」といいますが、ではなぜ自殺する人がいるのでしょうか?

こんにちわ!
渋谷のタロット占い屋、中川龍です!

今日はメルマガでおもしろい質問を頂いたので、回答してみます😊
質問はこちら!

【質問】「神はその人に乗り越えられない試練を与えない」といいますが、ではなぜ自殺する人がいるのでしょうか?

「神はその人に乗り越えられない試練を与えない」
とよくいいますが、
ではどうして自殺する人がいるんでしょうか。

【回答】「これは乗り越えられない試練だ」と誤認したまま自殺する人がいるからです。

簡単です!
「神は乗り越えられない試練を与えていないけれども」
「そのことに気付かず『これは乗り越えられない試練だ』とカン違いしたまま死んでしまう人が、一定数存在するから」
です!!!!!

自殺する人に限らず、人間の多くは「事実ではないこと」を事実であるかのように誤認して生きていることが多いものです。
例えば、彼氏からそっけない反応をされたとき、その理由はたまたま仕事でイライラしたことがあっただけかもしれないのに、自分の中だけで勝手に「私が嫌われているのではないか」と連想し、不安になる女性はたくさんいます。
あるいは、実際にやってもいないうちから「私には無理」と決めつけ、夢をあきらめている人達。

このように、人間は誰でも「自分の思い込み」という事実ではないものを中心に考えてしまっている瞬間が、必ずあります。

そして、自殺者が出る原因も、ここにあります。

ブラック企業での過酷労働が辛いなら退職すればいいだけなのに、そういう判断ができないくらいに感覚が麻痺し、疲弊している。
うつ病で働けないことは、単なる病気の結果でしかないのだから恥じる必要なんてどこにもないのに「恥ずかしいことだ」と認識し、「人目が辛い」と誤認する。
貧乏アルバイトの底辺人生が苦しいというなら起業してお金持ちになればいいだけなのに、「そういうのは頭のいい人しかできないこと」と決めつけ、やりもしないうちから勝手に諦め絶望している。
いじめが辛いなら戦えばいいだけだし、戦い方がわからないならそれを学び成長すればいいだけなのに、そのことに気付かない。自分にはそんなことはできないと、自分には戦う力がないと思い込まされている。牙を抜かれている。

こんな風に人生の苦悩の99%は、「解決のための行動をとればいくらでも解決できること」に対して、自分がわざわざ「解決しようとしない」から発生します。
そしてその苦しみが絶頂に達したとき、人は死を選びます。

だから冒頭に語った通り、
「神は乗り越えられない試練を与えていないけれども」
「そのことに気付かず、『これは乗り越えられない試練だ』と誤認して、そのまま死んでしまう方がいるから」
という回答になります。

でもこれは別に「そいつの視野が狭いのが悪いのさ、本人の自己責任さ」ということではありません。
もちろん、自己責任な部分もかなり大きいです。
とはいえ人間なんて誰でもストレス要因が多ければ一時的に視野が狭くなってしまう瞬間はあるものですし、それを全て自己責任という言葉で片付けるのは悲しい感じもします。

きっかけです。
何か、きっかけがあればよかったのです。
その人が自殺を実行するまでのどこかに「それを止めるきっかけ」に遭遇していれば、それは起きなかった。

その人が、自殺を決意する瞬間の直前まで、どこかのタイミングで、
友人でも、
恋人でも、
家族でも、
映画やマンガのキャラクターでも、
インターネット上のコラムでも、
ツイッター上のどこかの誰かのつぶやきでも、
なんでもいいので、
誰でもいいので、
誰かが、
「もう少しよく考えれば、何か方法があるはずだ!」
と気付かせてあげることができれば、
自殺には至らなかったでしょう。

しかし運悪く、そういう誰かが現れなかった。
だからその人は、現実を誤認したまま先立ってしまった。
悲しいですね!

これに対して我々ができることは、「きっかけを投げ続けることだけ」です。
だからこそ僕は、「情報を発信する」のです。
僕がブログを更新すれば、それをきっかけに「どうせ無理」と思っていたことが「無理ではない」と気付ける人が増えるかもしれない。
そこから止められる死があるかもしれない。
我々にできることは、こういう「きっかけ」を投げ続けること、それだけです。

どこかの誰かの参考になれば幸いです!!!!!

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