仕事のヒント

日本人の給与が上がらない、たった一つシンプルな原因

こんにちわ!
人生の転機になるタロット占い師、中川龍です!!!

今日はとある相談者さんと、セッションのあとにちょっと「おもしろい雑談」したので紹介するよ!
「仕事とは」「お金とは」について理解を深めれると思う🙆‍♂️
それではスタートー!

日本人の給与が上がらない、たった一つシンプルな原因

相談者
今日はどうもありがとうございました!
長年悩んでた「自己肯定感の悩み」が一気に解決して、すごくすっきりしました😂

中川龍
いえいえー!
よかったー!
思ったより早く終わっちゃったので、あと10分くらいいけますので、なんか雑談でもしますか!
なんか聞きたいことあればなんでもどうぞ!

相談者
おお、まじすか!
じゃあ、うーん。。。
あ、よかったら「日本人の給与はなぜ上がらないのか?」というテーマについて、中川さんの意見を聞かせてもらえませんか?

中川龍
いや、とうとつですね笑笑笑

相談者
wwwwww
いやー、中川さんがあまりに色んなジャンルの知識を幅広くおもちのようだったので、ちょっと聞いてみたくなっちゃいましたw
もともと私、大学では経済学とかも勉強してたので、すごく気になるんです!

中川龍
なるほど、わかりました!
ではお答えします!
ただ、僕は別に経済学者でもなんでもない、ただの会社経営しながらタロット占い師している人にすぎないので当たってるかどうかはしりませんよ笑
それでもよければ!

まあ、うーーーーん
そうですねー

日本人の給与が上がらないのは…
すごく単純な理由だと思います!

みんな
「会社が給料あげてくれないから」とか
「国が賃上げ施策をしてくれないから」とか
何かのせいにして考える人が多いですが

そうじゃない。

まず単純に、日本人は
「給与の交渉をしないから」
が問題だと思います。
日本人って本当に、給与交渉しないですよね!

さらにここから派生して
「交渉の材料を作るために、自分の能力を高める努力をしないから」
がとくに問題かな?

相談者
ほほおおおお!
おもしろい!
どういうことでしょう!

中川龍

まずごく単純な前提として、給料って、別に上がってる人は上がってます。
日本人全体が、全員が、平等に上がっていないわけではなく、上がる人は上がってるけど、上がってない人は上がってないだけです。

相談者
ふむふむ

中川龍
で、この話を踏まえたうえで、以下2人のスタッフの例を出します。

僕の会社にAくんて人がいました。
彼は
「自分はこういうことができます」
「中川さんの会社でこんな成績を出しました」
「だから給料を上げてください」
ってかなりはっきり言うんですね。

どんどん給与交渉をするんです。
だから、日々の仕事において「なんとかして交渉材料を作ろう」としていることが、ひしひしと伝わってきます。
・僕のことを楽にしようと色々手伝ってくれる。
・お客様のことも大切にする。そのためファンがつく。
・その結果、彼が存在することで、会社の仕事がどんどんスムーズになるし、全体の売上がどんどん上がってく。

ってなると、こういう人にはいてほしいし、むしろいてもらわないと困ります。
だって彼がいなきゃ会社潰れちゃう!
彼はそれくらい、「コアな人材」になってました。
だから僕は、彼の給料はどんどん上げました。
普通の二倍くらい出しました。

Bくんという人もいたんですが、彼は全てが逆でした。
・彼は基本的に、ただ居るだけ
・ただ出社して最低限の業務をこなすだけ。
・とくに実績をあげないし、実績をあげるために成長しようとする姿勢も見えない。

・彼は「仕事=言われたことをこなすこと」だと思ってるらしく、「人を笑顔にしない行動」がとにかく多い。
・細かなミスが多かったり、小さな言葉足らずで他人を不快にさせたり、とにかく「人を不快にするアクション」が多い
・お客様にテンプレ的で雑な対応をしてしまうこともあった。
・それによってお客様が「もうこの会社は使いません」と激怒してしまうこともあった。
って感じで、彼は「会社の売上を下げるようなこと」を毎日のように平然とやってしまう。

で、僕としてはやっぱり、彼の給料はあげづらかったです。
だって、その人がいることで売上が下がってしまうことの方が多く、そんな人に高い給料なんて出したら会社が潰れてしまいます。

めっちゃ高額なのに、機能や性能が悪いスマフォとかあったら、そんなの買いたくないですよね。
それと同じで、僕の立場からすると、「Bくん」のような労働者は給料をあげるメリットがありません。
お金を払ってわざわざ「みんながストレスを感じる状況」と「客離れすること」を買ってるということになってしまうからです。

相談者
ああ…
確かにいますねそういう方…

中川龍
で、ここで話が戻るんですけど

この二人の差を作ったのはなんだと思います?
本人のまじめさ?
生まれ持った才能の差?
違うと思います。

単純に「交渉するという選択肢」が、自分の中にあったかどうかの違いです。

Aくんは、「給与交渉をする」という選択肢がありました。
だからこそ、彼は「交渉材料を作る必要がある」という発想が湧きます。
だから彼はめちゃまじめに仕事をする。どんどん実績を出す。
すると会社全体としても売上が上がりやすくなるので、交渉されんでも自然と給料を出しやすくなります。

Bくんはこれが全部逆です。
彼から、給与交渉されたことはありません。
僕のいないところで陰で「給料あがんないんすかねえ」と愚痴ってたことはあるらしいです。
彼には人生の選択肢に「愚痴る」というのはあっても、「交渉する」っていう発想がなかったんだと思います。

で、この前提の中だと、「そんなにまじめに仕事しても意味ない」って話になります。
だって、「交渉」というコマンド選択肢がないなら、そのための交渉材料を作る必要性がないので、すると彼の中では「まじめに働いても意味がない」てことになります。
だから彼はまじめに仕事をしません。
自分が楽になることばっかり考えてて、仲間やお客様が気持ちよく過ごせることをあまり重視しません。
すると、そういう人には、会社側からも「給与あげようか?」とは言いづらい。
だから彼はいつまでたっても給料が上がらない。

日本人の給与が上がらないのって
「こういうBくんみたいな人が多いから」だと思うのです。

でもBくんみたいな人でも
「給与というのは待ってて自然と上がるのを期待するものではない」
「自分からどんどん成果を出して、その成果をもとに交渉していくもの」
という前提があれば、多少違ったと思うんですよね!

相談者
おおおおおお!
なるほどなるほど!

中川龍
なんかこう、テレビとかネットニュース見てると、お偉い経済学の先生がいろんな意見や仮説を立ててますけど、僕としてはそんなに複雑な話じゃないと思うんですよこれ。

ただ単純に
「みんな給与交渉をしないのが普通になっちゃってる(自分が何もしなくても上司が察して評価してくれるのを期待している)」
「だから【交渉材料を作る】という発想がない」
「だから【まじめに】働かない(というか、まじめに働くとはどういうことなのかが理解できていない)(本来の仕事は人を笑顔にすることでなのに、彼らは「言われたことをこなすことがまじめ」だと勘違いしている)」」
「そうやって不真面目な姿勢で働いているから、会社側からも給料あげようかと声をかけることもむずい」
「だからみんな給料が上がらない」
ってだけ。

・日本ではイノベーションが起きないからとか
・日本の国際競争力が弱まってるからとか
とか色々な意見がありますけど
それは「結果」であって要因ではないと思います。

国民全員がAくんのような態度で仕事してれば、イノベーションだって湧きやすいでしょう、国際競争力も高まりやすいでしょう。
新しい産業も創出されやすいでしょう、お客様の消費行動も増えるでしょう。
だから、みんながもっと「自分は給与交渉をしていい」と理解する。
これが大事かなと思います。
みんながそういうふうになれば、全部解決するんじゃないですかね🙋‍♂️

最初のほうでスマフォの例を出しましたが、みんな「自分が商品である」ということを忘れすぎなんですよ。
これは別に労働者の人権を無視してるわけじゃなくて、僕自身だって同じですよ。
僕自身も、「労働者にとって魅力的な商品」として成立していなければ、働く場所として選んでもらえません。
だから、なるべく待遇を良くしていきます。

でもこれはお互いにとってそうなのです。
労働者側も、自分を「魅力的な商品」にしなければ、市場で買い取ってもらうことはできないわけです。
売れ残るわけです。
安値で、買い叩かれるわけです。

そうならないように、会社側も、労働者側も、互いに高め合っていくことが大事かなと思います!

相談者
ありがとうございます!
すごく勉強になりました!

中川龍
よかったですー!


おしまい🐻

関連記事