すごい面白い人に出会った😳
年収一千万円のタクシー運転手
それは雨の日でした。
その日、僕は渋谷で野暮用を済ませ、あとはタクシー拾って帰るか、それとも雨がやむまで事務所で一休みするか、どうしようかなーって迷ってたんですよ。
そしたら僕の目の前に、唐突にタクシーが止まりました。
意味がわかりません!
僕はまだ手をあげてないのに、タクシーが勝手に止まったのです!
そして扉が開く!
一体何が起きたのか?
一瞬わけがわからなくなりました!
でもあまりに面白すぎる展開なので、僕はそのタクシーに乗りました!!
そして開口一番「なんでわかったんですか?」と聞いたら、その運転手さんはこう言うのです。
「はっはっはっ、タクシー拾おうか迷ってる目線でしたよ」
目線😳!!!!!
その人曰く、車道付近に立ってて「まだ帰るつもりがない人」は、目線が反対側のお店のほうに向いてるんだそうです。
でも「そろそろ帰ろうか迷ってる人」は、目線が車側にあるんだそうです。
彼は僕の目線を見て
「お、これはそろそろ帰ろうか、それともまだいっぱい飲んでくか迷ってる人だな」と判断した。
同時に「ここで俺が止まって車のドアをひらけば、『じゃあせっかくだし帰るか』という意思決定につながるだろう」と判断した。
だから上記の行動に繋がったのだそうです!!!!!
え、やばくない?
これってものすごいことだと思いませんか?
よくマーケティングの世界では、「これが欲しい」という顧客の声にただ従うだけではなく、顧客が自分でも気づいていない「潜在的な需要」に気付くことが大切だと言われていますが、このタクシー運転手さんはそれをまさに実践しているわけです!!
彼にとっては、「明確に帰ろうとしてる人だけ」が客ではないのです。
彼にとっては、「まだ帰ろうか迷ってる段階の人」も顧客なのです!!!!
これってすごいことだと思いませんか?
普通、タクシーといえば、「手をあげてる人の前に止まること」が様式美になっていて、誰もがそういう手順を踏んで顧客を拾うものだと考えている。
固定観念に縛られている。
でも彼にはそんな固定観念はなかった。
彼は例え相手が手をあげていなかろうと、迷ってそうならひとまずいったん止まってみる。
扉をあけてみる。
それで、その人が乗ってくるならおっけー!
乗ってこなかったとしても、別に何かを失うわけではないので、そのまま次の顧客を探して、通り過ぎればいいだけ。
これって一件一件は小さな差かもしれないけど、毎日毎日積み重なっていくと、ものすごい差になると思いませんか?
僕は思わず「すごいですね!」「仕事ができる人のオーラが出まくってます!」と答えました。
すると彼はこう言うのです。
「はっはっはっ、私なんて大したことないですよ。年収にすれば1000万いかないくらいです。やっぱり自分の時間を切り売りする仕事では、これくらいが限界ですね」
うおおおおおおおい!!!!!!
いや、確かに自分の時間の切り売りだけではそれくらいが限界で、年収1000万円クラスをさらに超えていくには組織を作ったり自分が何もしなくても収入が発生する仕組み作りを行う必要があるよなーってのは僕も常々感じていることだったけど、それをタクシー運転手さんがおっしゃいますか😳😳😳😳
いや別にタクシー運転手を年収が低い仕事だとバカにしているわけではないけれども、一般的イメージとしてそんな視点に立っているタクシー運転手なんてなかなか想像できないだろうー!!!!!!
なんだこいつ!
すごい!
すごすぎる!!!
いったい何者なんだ!!!!!
それから彼は、とにかくよくしゃべる人でした。
渋谷から池尻大橋駅のほうに進むまでの数分間、とにかくずっと楽しそうにひたすらしゃべってる!!!!
だから僕が「やっぱり、仕事ができる人は楽しんでやってる人が多いですよねー😊」っていったら、「そうそうー!何事も楽しめばいいのよー!愚痴なんか言ってても1円にもならんよー!はっはっはー!」って返してきて、やっぱりできる男はちげーと思いました!!!!!!!!!
以上とくにオチはないのですが、なんかすごい人に出会ったので、紹介してみました😊
まとめ:年収一千万円稼ぐタクシー運転手のポイント
- 常識に縛られない。
- 手をあげる人だけが顧客ではない。迷ってる人も自分次第で顧客。
- とにかく楽しむ😊!!!!
おしまい!
読んでくれてどうもありがとう😊