不幸な人の多くは、幸せに関する一番基本的な法則「弱いやつは幸せになれない」を理解してないことが多い。
彼らはこう考えている。
「こんな弱い自分のままでも幸せになりたい」
「こんな情けない自分のことを許してくれる誰かに出会いたい」
これは言い方を変えれば
「こんな私のままでも幸せになる権利があるはずだ」
と考えているのと同じだ。
こういう人にははっきり言おう。
「そんな権利はない。弱いままのあなたでは、絶対に幸せにはなれない」
時間は戻せない、物体は上から下に落下する、それと同じように「弱い奴は幸せにはなれない」という事実が、この世界にはある。
世界は優しくない。
そもそもこの世界は、弱いものに優しくできていない。
動物たちの世界を見てほしい。
弱いものは、喰われる。死ぬ。
そこに善も悪もない。
これがこの世界本来の姿なのだ。
この世界では、弱いということは、ただそれだけで「不幸になる理由」なのだ。
この世界本来の姿は、「弱者は死ね」なんだ。
もう少しわかりやすい例で例えるなら、親が子を虐待するのはなぜだ?
その親が弱いからだ。
彼らだって、好き好んで子供を虐待しているわけじゃない。
しかし彼らは弱いから、自分のストレスを解決する方法が、自分より弱いものに八つ当たりする以外、思いつかないのだ。
あなたが恋人を大切にできなかったのはなぜだ?
そのときのあなたが、弱かったからだ。
弱いから、自分のことで精一杯になり、相手のことまで思いやれなかったのだ。
もしあなたがもっと強ければ、今もまだ幸せな日々を過ごしていたかもしれない。
でもあなたはそうではなかった。
だから今、その恋人はあなたの隣にいない。
あるいはもっとストレートに、今あなたに攻撃してくる者が現れたとき、あなたがそれに逆らえないのはなぜだ?
あなたが弱いからだ。
こうして考えていくと、この世界のあらゆる不幸は、すべて「弱さ」に起因している。
そう、弱いということは、ただそれだけで不幸を招くことなのだ。
もう一度言おう。
この世界を動かしている法則は、「弱者は死ね」なのだ。
だけどそんな中、この世界に反逆した奴らが現れた。
それが人間だ。
人間は他の動物たちと違った。
人間は優しかった。
人間は愛に溢れていた。
だから、「弱い人でもそれなりに生きていける仕組み」を作ろうとした。
それが、今のこの社会だ。
だけどこれはあくまでも、人間が優しいからそうなっただけで、これ自体が「この世界の本来の姿ではない」のだ。
だから、「弱いままの俺でも幸せになる権利があるはずだ」という考えは、間違ってる。
それは、あなたの弱さを許してくれた人達への感謝がない。
あなたが弱かった分を、他の誰かが穴埋めしてくれていたことへの感謝がない。
それは明確にまちがっている。
はっきり言えば、弱いままのおまえに幸せになる方法なんてないんだ。
この世界にそんなものは用意されていない。
弱いおまえは、人間の優しさによって、生かしてもらえているだけなんだ。
弱いあなたでもいい、だけど弱いままではダメ。
つまり僕が言いたいことは、こういうことだ。
人間は優しい。
だから、あなたが今弱かったとしても、そのことを恥じることはない。
罪に感じることもない。
だけど、それを「当たり前のこと」だと思ってはいけない。
なぜなら、これは人間が優しいから後で作った法則であり、この世界が初めからそういう風にできているわけではないからだ。
世界はむしろ、「弱いやつは死ね」という法則によって動かされている。
だから人は、いつか強くならなければいけないんだ。
少なくとも、「そうなろうとする姿勢」だけは持たなければいけない。
これらの事実から目を背け、「弱いままでも幸せになる権利があるはずだ」というファンタジー物語を信じて生きていれば、最終的に苦しい思いをするのは自分自身だ。
というわけで、今何かが苦しいと感じている人は、とにかく強くなってみよう。
力をつけてみよう。
具体的に何の力をつければいいか?
それは、あなたの置かれている状況によって違うので一概には言えない。
だけどとにかく「弱いままでは、絶対に幸せになれない」ということだけは覚えておいてほしい。
ってふと思った!!!!!!!!!