幸せのヒント

生きている限り「誰にも好かれないこと」は不可能

「人に嫌われることが怖い」

そう悩む人は多いでしょう。

先日もそういうクライアントから依頼を受けました。

僕は彼女に、以下のようにアドバイスしました。

 

嫌われることを恐れないために必要な事

嫌われることを恐れない自分になるには、どうすればいいか。

その答えは、以下二つの事実を理解することです

  1. 「そもそも人間は、誰にも嫌われないことなど不可能
  2. 「同時に誰にも好かれないことも不可能

 この二つの事実を理解すれば、怖いことは何も無くなります。

 

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誰にも嫌われないことは不可能

まず1について説明します。

そもそも人間は、誰にも嫌われないことなど現実的に不可能です。

 

どんな自分であろうと、人は必ず誰かに嫌われます。

すべての他人に嫌われないことは、絶対に不可能です。

 

嫌われることを恐れる人の多くは、「自分が思ったことを素直に語らない」というコミュニケーションを行います。

いつでも相手の顔色を伺い、相手に合わせ、本音を出さない。

自分が思ったことを正直に言わない。

そういうコミュニケーションをとることで、少しでも相手に嫌われないようにと頑張るわけです。

でもそこまでしたところで、本当に「誰にも嫌われない自分」になることができましたか?

できていないでしょう。

そういう自分であり続けたところで、今度は「あいつは何を考えているかよくわからない」「あーゆーやつは信用できない」と言われるだけです。

 

自分のことをバンバンしゃべってようが、嫌われるときは嫌われます。

自分のことを隠して生きてても、嫌われるときは嫌われます。

このように、人は生きている限り、どんな自分であっても嫌われる可能性が出てきます。

誰にも嫌われないことは、原理的に不可能なのです。

 

もし本気で「誰にも嫌われないこと」を達成するとしたら、それは自分が死ぬか、自分以外の他者を全員皆殺しにするしかありません。

この二つの方法以外では、「誰にも嫌われない」を達成することはできません。

 

以上から、「嫌われることを恐れること」は、すごく無意味です。

これに対して人間ができることは「覚悟すること」だけです。

  • 人は誰にも嫌われないことは不可能である。
  • だから、私は常に誰かに嫌われている可能性がある。
  • その事実を否定することはできないし、否定しても意味がない。
  • 覚悟し、受け止めるしかない。自分は今日も誰かに嫌われているかもしれないと。

 

ですがここで忘れないでほしいのが、人間は確かに誰にも嫌われないことは不可能ですが、同時に「誰にも好かれないことも不可能」だということです。

 

 

誰にも好かれないことも不可能

「嫌われることが怖い」と考える人の多くは、「好かれる自信がない」ことが多いです。

次に出会う誰かに好かれる自信がないから、今目の前にいる誰かに嫌われることを恐れるわけです。

しかし、断言しましょう。

人間は生きている限り「誰にも好かれないことは不可能」です。

あなたは生きている限り必ず、次に出会う誰かには好かれてしまいます。

だったら、そこに自信がないと考えること自体が、根本的におかしい。

 

どんな悪人でも、ブサイクでも、無能者でも、パチンカスでも、その人のどこか良い一面を見てくれる誰かは必ずいるものです。

あるいは、「自分と似ている」というだけでも、人は相手に好意を抱きます。

であるなら、生きている限り「誰にも好かれないことも不可能」ということになります。

 

そう、あなたはただ生きているだけで、必ず誰かに好かれてしまうのです。

それは避けられないことなのです。

 

では考えてみましょう。

あなたは生きている限り、必ず誰かに嫌われてしまう。

同時に、あなたは生きている限り、必ず誰かに好かれてしまう。誰かに愛されてしまう。

 だったら、「そんなことを気にしても意味がない」という結論に至らないでしょうか?

 

もし誰かに嫌われたら、「あーこの人は私とは合わなかったんだな」というだけの話です。

そんなやつはこっちからポイと捨ててやり、代わりに自分のことを好いてくれる誰かとの関係を大切にすればいい。

あるいは、次に出会う誰かに好かれることを楽しみに生きていればいい。

それだけの話になってきませんか?

 

今あなたの周囲にも、あなたのことを好きだと考えてくれる誰かがいるはずです。

それは友人かもしれません。

恋人かもしれません。

家族かもしれません。

会社の同僚かもしれません。

SNS上だけで繋がってる友人かもしれません。

どんな相手でもいい。

どんな相手でも、「あなたの近くにいようとしてくれてる人」は絶対にいるはずです。

だったらそういう人たちとの関係を大切にすればいい。

それでいいのです。

あなたのことを嫌う誰かなんて、あなたにとって必要のない存在なのです。

そんなやつらのために1秒でも時間を使うなんて、とてももったいないことです。

 

まとめ

  • そもそも生きている限り誰かに嫌われないことは現実的に不可能。これに対しては、覚悟するしかない。
  • しかし同時に、誰かに好かれないことも現実的に不可能。あなたは生きている限り、必ず誰かに好かれてしまう。だったら、「好かれる自信がない」と考える事自体がおかしい。あなたは絶対に誰かに好かれるし、これからも多くの人に好かれてしまう。
  • だったら、自分を好いてくれる人達との関係を大切にすればいい。あなたを嫌う誰かのことなんて、こっちからほっておけばいい。

ってことですね!

 

これらは同時に、「自分が変わることも恐れなくていい」ということにも繋がります。

あなたが変化すれば、もしかしたら今いる友人のうちの何人かはあなたのことを嫌い、あなたのもとから去っていくかもしれません。

しかし同時に、「新しいあなたを好きだと言ってくれる誰か」も必ず現れます。

なんせ、誰にも好かれないことは不可能なのですから。

だったら、何も恐れることはありません。

 

このように冷静に事実を整理していけば、自然と「誰かに嫌われることを恐れることは無意味だ」という結論に至るはずです。 

「人に嫌われることが怖い」と感じている人は、考えてみてくださいー!

 

嫌われる勇気

嫌われる勇気

 

 

おしまい( `・ω・´)

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